小学校訪問授業見学
こんにちは。先日、今度は小学校の訪問授業を見学させていただきましたので、そのことについて少し書きます。
今回は劇団銅鑼の役者さんが参加してくれました。劇団銅鑼では『ハンナのかばん』の劇を上演しています。今回参加してくださった方々は、ハンナのお母さん役、ハンナのお兄さん役でそれぞれ出演なさっています。
清瀬市の小学校での訪問授業、小学5年生の児童さんが全員『ハンナのかばん』(ポプラ社)の本を片手に集まってくれました。みなさん自宅ですでに本を読んでいて、事前学習完璧、もっと石岡さんから話が聞きたい、質問したいという意欲的な様子でした。
↑関連図書のコーナーを作ってくださっていました。
小学5年生では、まだ歴史の授業もあまりなく、ユダヤ人やヨーロッパの歴史など少し内容が難しかったかもしれませんが、さすが事前に本を読んでいるだけあって、スライドで流れる写真や石岡さんの説明を聞きながら、自分たちが読んだことと重ねている様子が見受けられました。
高校生の授業と違うのは、なんといっても質問の多さでしょうか。限られた時間内ではありましたが、たくさん質問の手が上がっていました。また、授業後に個人的に質問を石岡さんにしにいく子もたくさんいました。
たくさんの質問のなかから、いくつか紹介させていただきます。
Qハンナのかばんに書かれている○などのマークの意味は?
Q石岡さんがハンナを知ったのはどれくらい前のこと?
Qシルバー(ハンナたちの犬)はどうなったの?
Q親戚のおじさん、おばさんは助かったの?
Qジョージはどうやってカナダに行ったの?いまはたくさんの家族がいるの?
QココロというNPOの名前の由来は?
Qジョージの奥さんってどんな人?
Qハンナの友達はいまどうしているの?
などなど
とてもたくさんの質問が出て、さらに家に帰って調べたいなどという積極的な姿勢に驚かされました。知らないことを調べることによって、知識を得るだけではなく、知らない=怖いというなんだか距離のある状態から少し抜け出せる気がします。例えば自分とは違う慣習をもつ人に対して、最初から身構えてしまうのではなく、自分で調べたり相手に聞いてみたりという行動がとれるようになれたらよいのかもしれません。