訪問授業を終えて
だんだんと寒い季節になってきましたね。
初めまして、ホロコースト教育支援センターでアルバイト中の大学生Oです。
私は将来中学校の教員になることを志望していること、ラオスに教育支援を行うサークルに入っていることから、教育というワードに惹かれてkokoroでアルバイトをはじめました。
9月21日に行われた大和市立引地台中学校での訪問授業に同行しました。
700人以上の生徒の視線が集まる中、パワーポイントを押すだけでも緊張してしまいました。
60分の講演会中、生徒さんの視線は石岡さんに釘付けでした。
前半は、こんにちは〜♪とマイクを持って生徒に話しかけに行きまくる石岡さんに笑いが起きていましたが、後半はみなさん真剣に考えながら耳を傾けているように見えました。
私自身がハンナの人生が目に見えるようで、ウルっときてしまった時、生徒さんの方に目線を移すと、私と同じような顔をしている子が何人もいて、なんだか嬉しい気持ちになりました。
私が特に印象的だったのは、講演会中、
こういうこと(一部の人を悪者にしたり、賛成でもないけどただ見ているだけの人がいたりすること)って身の回りにもあるんじゃないかな?
との問いかけに対して、深くうなずいている生徒さんが多くいたことです。
その姿を見て、ホロコーストは一見、遠い昔に海外で起きた私たちとは関係なく見えるけれど、そうではないかもしれないということを感じていたのかなと思いました。
きっとみんな今までのことや今起きていることを振り返ってうなずいてくれたのかなと思います。一人一人が自分の行動を振り返り、これからの生活につなげてくれたら嬉しいなと思います。
公演後、遠くて見えなかった生徒さんのため出入り口付近に設置したハンナのカバンにもみんな興味津々で、顔を近づけてじーっとみている生徒さんもいました。
私にもありがとうございました、とあいさつしてくれる生徒さんもいて、
にやけてしまいそうでした。
現場の教頭先生や教員の方ともお話しする機会をいただき、
私にとっても成長する機会となりました。ありがとうございました。