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はじめに
Fostering Culture of Remembrance
想起の文化を育む2023
ー『抵抗』をめぐる対話を通して
私たちは「抵抗」という言葉から何を思い浮かべるだろう。
自由を奪われたとき、不正義を目の当たりにしたとき、信念に忠実でいられなくなったとき。。。
どんなときに、何に対して、どのように、「わたし」は抵抗するだろう。
ナチズム下で「他者」への排除と迫害が進行するなかで、無数の市民が傍観していたとき、わずか一握りの人々が抵抗するために立ち上がりました。それは、年齢も職業も社会的立場も異なる人々でした。抵抗の形や規模は幅広く、動機や結末もまた様々でした。
しかし、「抵抗」とは何か。
ゲオルグ・エルザーのヒトラー暗殺は失敗し、犠牲者を生んだ。
白バラの学生たちのナチ政権打倒を呼び掛けるビラは多くの人々の心を動かさなかった。
金銭的な見返りを得て、ユダヤ人をかくまった者がいた。
そしてこれらの「抵抗」の歴史はどのように語られてきたか、語られてこなかったか。
この度Kokoroでは、ナチ時代の様々な抵抗をめぐる市民の葛藤に迫り、私たちの倫理観に揺さぶりをかけ、社会を考える学びのプロジェクトを立ち上げます。10月よりドイツ、オランダ、デンマークからゲスト講師を迎えて学びます。
NPO法人ホロコースト教育資料センター
代表 石岡 史子
「記憶はその時代、その国の文化の一部をなし、
未来へと受け継がれていく」
『忘却に抵抗するドイツ』(岡裕人著)より
2020年度の開催報告も
ぜひご覧ください
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