解放75周年 オンラインで記憶を繋ぐ
お久しぶりです。ベルリンからみきです。 新型コロナウィルスの感染拡大の影響が世界中で現れていますね。ドイツでも3月以降からの外出制限措置が続き、ここ数日で段階的に緩和がされつつも、学校や大学は開かれず、いまだに通常の生活には戻れていない日々です。...
ベルリンの壁崩壊30周年
こんにちは、ベルリンからみきです! 今日から12月!ドイツもすっかり冷え込んできましたが、それでもクリスマスのイルミネーションが綺麗で街を歩きたくなる今日この頃です。 さてさて少し時間が経ってしまいましたが、11月9日のことについて書きたいと思います。今年のこの日はドイツの...
ベルリンからユダヤ人移送が始まった日
こんにちは。ベルリン在住のスタッフみきです。 記録的な猛暑が続いた夏が過ぎ、あっという間に秋、というよりもう冬の入り口というような寒さになってきたドイツです。 先日、10月18日、私はとある駅へ向かいました。 降り立ったのはベルリン西端に位置するグルーネヴァルト駅。...
ハトは泣いている
映画『ハトは泣いている - 時代(とき)の肖像-』上映&ディスカッション 好評のシリーズ「記憶の文化」第四弾は、映画『ハトは泣いている-時代(とき)の肖像』の上映会を開催しました。 映画は、実際に日本で起きたできごとを通して、芸術家や市民が表現の自由の意味を問い模索する姿、...
忘却に抵抗するオーストリア
こんにちは、ベルリン在住のみきです。 いまオーストリアのウィーンに来ています。 今回の目的の一つは、ある特別展示を見にいくこと。それがこちら。 ホロコースト生存者のポートレート展です。その名も、「GEGEN DAS VERGESSEN(忘却に抵抗する)」。...
進化する「記憶のカタチ」
もし第二次世界大戦の時にインスタがあったら。。。 ホロコーストで犠牲となった実在の少女がスマホを手にして、アウシュヴィッツに送られるまでの日々を投稿する。そんな設定のアカウントが作られて話題を呼んでいました。 イスラエルの親子が私財を投じて企画したプロジェクトで、今の若者を...
記憶を歩く。in ウッヂ
こんにちは。Kokoroベルリン支局(笑)のみきです。 先日、ポーランドの中心部に位置するウッヂ(Łódź)という街を訪れました。ワルシャワ、クラクフに次ぐ、ポーランド第三の都市です。古くから工業都市ですが、最近は街のいたるところに壁画があり、アートな街としても有名です。...
記憶を歩く。in ブダペスト(前編)
こんにちは、Kokoro事務局のみきです。ブログでは初めましてですね。 昨年からKokoroでお仕事をさせていただいています。 特に自分の興味のあるテーマは、「記憶」についてです。 この記事でも、それについて書いてみたいと思います。...
問い続ける
「いったいこの世界はどうなってしまったのだ?」 アウシュヴィッツから年次報告書が届き、添えられていた手紙はこんな問いから始まっていました。 ピオトル・ツィヴィンスキ館長の言葉です。 「記憶への責任はいったいどこへ。記憶以外の何に根をはって私たちは希望を育むことができるという...
戦争記念碑を"養子"にする
ゴールデンウィークをいかがお過ごしですか。この時期、オランダでは第二次世界大戦を記憶する式典が二日間にわたって開かれます。毎年5月4日は、戦争犠牲者を追悼する日。5月5日は、解放と自由を祝う日。アンネ・フランクが日記帳を買ってもらったアムステルダムの本屋さんでも、追悼式や講...