2021年夏 オンライン4日間
満員御礼
ドイツスタディツアー
ドイツと繋いで、人権・平和教育を考える4日間のオンライン版スタディツアーを開催します。第二次世界大戦時のナチズムとホロコーストの歴史、そして現代の世界における人道支援を教材に学びます。
首都ベルリンの博物館の歴史家ガイドや国際協力NGO「ドイツ国際平和村」の職員をゲストに迎えて学習します。問いづくりや対話を通して私たちの身近な課題もふりかえりながら共に考えてみませんか。
内容は教育関係者向けですが、興味のある方はどなたでもご参加いただけます。ご参加を心よりお待ちしています。
※現地ガイドによる館内のヴァーチャルツアーではありません。各施設の歴史ガイドや職員の方をお迎えして、じっくり話を聞き、対話します。
▼こんな方におすすめです
☑ 旅ができるようになったらドイツに行きたい
☑ ナチズムとホロコーストの歴史に興味がある
☑ 人権・平和教育に関心がある
day1>
8/13(金)20:00~22:30
オリエンテーション & 事前学習 <日本語>
4日間のプログラムについてのご説明と参加者同士の交流の時間も少しとります。問いづくりを取り入れたワークショップを、2日目以降のプログラム実施に向けての事前学習として実施します。
day2>
8/14(土)20:00~22:00
セミナー <英語、日本語通訳つき>
2日目はいよいよドイツのベルリンと繋ぎます。ナチ時代にSS(エスエス、親衛隊)とゲシュタポ(秘密国家警察)の本部があった場所に歴史博物館が開設されています。同館の歴史ガイドから、戦後のドイツの「過去の克服」の歩みを中心にセミナーを実施していただきます。
day3>
8/21(土)20:00~22:00
セミナー <英語、日本語通訳つき>
ナチ時代に抵抗した人々の歴史を伝える記念館がドイツの首都ベルリンにあります。プログラム2日目は、この記念館と繋いでセミナーを実施します。ここは、当時ドイツ陸軍最高司令部があった歴史の現場でもあります。1944年7月20日、ドイツ国防軍のクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐は、ヒトラー暗殺を試みましたが失敗に終わり、翌日未明、同志と共にこの場所で銃殺されました。当時、どのような人々が、どんな形で、なぜ、抵抗したのか、学び考えます。
day4>
8/22(日)16:00~18:00
セミナー <日本語>
最終日は、ドイツ国際平和村の職員、宍倉妙子さんをゲストにお迎えします。平和村は、紛争地域で傷つき、自国では十分な治療を受けられない子どもたちをドイツに連れてきて治療し、治ったら母国へ帰す「援助飛行」という活動を行っている国際NGOです。1967年から50年以上にわたり、ボランティアや寄付金に支えられて続けています。
ゲスト講師:エアビック宍倉妙子(エアビック シシクラ タエコ)さん
ドイツ在歴 17年。ドイツ国際平和村職員。日本の大学でドイツ語を専攻後、2004年渡独し、ドイツ国際平和村で1年間ボランティア活動。その後もドイツ国際平和村の活動に携わりながら、ドイツの大学でリハビリテーション教育学を専攻。現在、ドイツ国際平和村職員として、日本へ向けた広報活動を中心に従事。
ドイツ連邦共和国大使のメッセージより
スタディツアー参加の皆さまへ
戦後76年の間、ドイツは世界の国々と共に、人権を尊重する平和な世界をつくりだすために努力を重ねてきました。しかし現在、世界各地で民族差別が起きています。特に、昨年2月にドイツのハーナウで起きた恐ろしいヘイト・クライムは、歴史を記憶しつづけることがいかに重要かを私たちに警告しています。歴史を学ぶことは、苦しみを体験した人たちに寄り添い、未来への警告を受け止めること。このツアーは、偏見や差別、不寛容を考え、国を超えて友情を育み、学び合うためのまたとない機会となるでしょう。素晴らしい旅になりますように。
イナ・レーペル
駐日ドイツ連邦共和国大使