ホロコースト国際デー in 東京2021
International Holocaust Remembrance Day in Tokyo
1月27日は、国連が定めた「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」です。
これはアウシュヴィッツ強制収容所が解放された日にあたります。第二次世界大戦時にナチ・ドイツおよびその占領下のヨーロッパで起きた虐殺 – ホロコーストのなかで、約600万人のユダヤ人が殺されました。そのうち約150万人は子どもでした。他にも、障害者や同性愛者、ロマ(ジプシー)などのマイノリティの人々も犠牲になりました。
国連は、国や民族、信仰の違いを超えて、この歴史を教育の場で取り上げることを加盟国によびかけています(2005 年国連総会決議)。そして、毎年1月27日には、ニューヨークの国連本部やユネスコ、世界各地で教育事業が行われています。
NPO法人ホロコースト教育資料センターでは、2015年より毎年この時期に歴史を学び考えるイベントを開催しています。
第7回目の2021年は、南アフリカよりゲストをお迎えします。ヨハネスブルクにホロコーストとジェノサイド(集団殺害)の教育センターを設立し、現在館長を務めているタリ・ネイツさんにご講演いただきます。南アフリカでは、2005年からホロコースト史の授業が高校の必修科目になっています。その理由は?ネイツさんのセンターではどんな教育活動を行っているのでしょう?
南アフリカの取り組みについてお聞きしながら、人間の差別や偏見に向き合い、人権を尊ぶ心を育む教育について考えてみませんか。
2021年1月27日(水) 19:30~21:30
オンライン
(Zoomウェビナーを使います)
開会メッセージ
ヤッファ・ベンアリ大使、イスラエル大使館
イナ・レーペル大使、ドイツ連邦共和国大使館
パヴェウ・ミレフスキ大使、ポーランド共和国大使館
ゲスト講演
タリ・ネイツ館長
南アフリカのホロコースト教育
「シンドラーのリスト」生還者二世の挑戦
質疑応答
タリ・ネイツさん Tali Nates
ヨハネスブルクホロコーストジェノサイドセンター館長
ヨハネスブルク・ホロコースト・ジェノサイドセンター館長。南アフリカホロコースト・ジェノサイド財団委員長。ホロコースト教育、ジェノサイド予防、和解や人権のテーマで国連を始め、国際的に講演活動を行っている。『God, Faith & Identity from the Ashes:Reflections of Children and Grandchildren of Holocaust Survivors』(2015)、『Remembering The Holocaust in Educational Settings』(2018)への寄稿など著作物多数。 モナシュ大学(南アフリカ校)学術顧問。ポーランド出身の父と叔父はオスカー・シンドラーに助けられた。
司会進行
石岡 史子 Fumiko Ishioka
NPO法人ホロコースト教育資料センター代表