『忘却に抵抗するドイツ』著者・岡裕人さんを迎えて
トークセッション
ドイツの"記憶の文化"を考える
ドイツの街を歩くと、ナチ時代の歴史を記憶する記念碑に出会います。道端や公園の片隅に、人々の日常の中に、負の記憶が溶け込んでいます。新しい記念碑が今も作られる一方で、向き合い方について議論が起きている”記憶のカタチ”もあります。
昨年、ヒトラーの『我が闘争』が出版解禁。どんな論争が巻き起こったのか・・・?
今年は、ルターの宗教改革500周年。反ユダヤ主義との意外な関係とは・・・?
“記憶のカタチ”そのものが、偏見や憎しみを助長するとしたら、私たちは次の世代にいかにつないでいくことができるでしょうか。
在独28年の歴史研究者である岡裕人さんをお迎えして、9月に連邦議会選挙を迎えるドイツの今について、お話をお聞きしながら、教育の視点から考えてみたいと思います。
日時 2017年8月5日(土) 午後3時~5時30分(午後2時40分開場)
会場 学習院大学 北2号館(文学部棟) 10階 大会議室
東京都豊島区目白1-5-1
JR山手線「目白」駅より徒歩約5分 キャンパスマップ
登壇者
参加費 一般 1,000円 ※学生は無料
申し込み お申込みはこちらからお願いします→
主催 ドイツ記憶の文化を考える会、NPO法人ホロコースト教育資料センター
問い合わせ先 NPO法人ホロコースト教育資料センター
岡 裕人 おか ひろと
一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。89年渡独し、コンスタンツ大学大学院歴史学科で博士号取得。ベルリンの壁崩壊を見聞し、以後変革するドイツで歴史研究と教育に携わってきた。現在フランクフルト日本人国際学校事務局長、在フランクフルト。著書に『忘却に抵抗するドイツ - 歴史教育から「記憶の文化」へ』(大月書店)、『シュテューリンゲン方伯領の農民戦争とその前史』(博士論文)、共著に『世界の歴史教育』(ゲオルク・エッカート研究所編)(以上2冊独語)等。
伊藤 白 いとう ましろ
学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科准教授。著書に『トーマス・マンの女性像 自己像と他者イメージのあいだで』(彩流社)
石岡 史子 いしおか ふみこ
NPO法人ホロコースト教育資料センター代表。
Introductory film
「ホロコーストの記憶」を歩く in ベルリン
関連図書のご案内
「忘却に抵抗するドイツ」
歴史教育から『記憶の文化』へ
岡裕人著、大月書店刊
2012年